Valþjófsstaður door (ヴォプナフィヨルズル ドア)
Valþjófsstaður door(ヴォプナフィヨルズル ドア)というのはアイスランドの初期に作られたスターブ式教会の文様のドアで、別名ドラゴン様式です。下は4つのドラゴンがウロボロスとなりドアの文様に描かれており、教会を守っています。ヴォプナフィヨルズルとはアイスランド北部にあり「武器の湾」という意味である。
上は騎士が竜と戦い囚われている獅子を開放し、獅子とともに騎士が竜と戦い竜退治するというサーガが描かれております。
あれっ?て思う方いますよね。そう、アイスランドの国璽には竜が居て東方を守る守護神だからです。
そう、このサーガ実は北欧独自のものじゃないんです。「イヴァンまたは竜の騎士」というアーサー王伝説の派生を伝えたものなんです。
アイスランド国立博物館に所蔵されております。コペンハーゲンにあったものを19世紀に返還されました。
それどころかアイスランドの国璽にいる竜はノルウエー・サーガと言って石の巨人やグリフォンと一緒にアイスランドを守るために戦ったドラゴンです。そしてその舞台はあろうことかヴォプナフィヨルズルなのです。竜は侵略者の進撃を食い止めるためにヴォプナフィヨルズルで戦ったのです。
ですので、この文様は矛盾してるのです。